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先物とオプションの違いは何ですか?

先物やオプションは原資産の動きに関連して動く金融商品であるため、英語ではデリバティブ(derivative)、日本語では「金融派生商品」や「派生商品」という。 デリバティブには、その他にも転換社債やワラントなども存在するが、代表的なのが先物とオプションなのである。 デリバティブにも投資家や金融機関が相対で契約するものと、日経平均先物、日経平均オプションといった上場デリバティブが存在する。 ここでは上場デリバティブのオプション取引を例に説明する。 先物とオプションはともに原資産に対するデリバティブであるが、大きく3つの違いがある。 大切なことなので下表に整理しておく。

先物・オプション取引ってなに?

先物取引は、「将来の定められた期日に、あらかじめ定められた価格で 『原資産』を売買することを約束する取引 」ですが、それに対してオプション取引は、「あらかじめ定められた期日に、あらかじめ定められた価格で、 原資産を『買うまたは売る権利』を売買する取引 」です。 つまり簡単にいうと、先物取引が売買の契約であるのに対し、オプション取引は権利の取引だということです。

オプションとは何ですか?

「オプション」は、満期日に近づけば近づくほど価値が目減りし、ボラティリティ(価格変動率)が高まるほど価値が増すという「時間的価値」も特徴の一つです。 例えば、日経平均株価が2万円の時に「日経225先物」を2万円で1枚買い、「オプション」では権利行使価格2万円のコールオプションを500円で1枚買い、満期日前に反対売買するとします。 1ヵ月後に日経平均株価が1万8000円に下落すると予想した場合、「日経225先物」は日経平均株価にほぼ連動した値動きになりますので、評価損は-200万円{(1万8000円-2万円)×1枚×1000倍}となることが試算されます。

オプション取引とは何ですか?

オプション取引は、あらかじめ決められた期日までに事前に決めた価格で売買する権利を取引します。 買う権利をコール・オプション、売る権利をプット・オプションといいます。 そのため、オプション取引には4つのパターンが存在します。 オプション取引では、買い手が売り手にプレミアムを支払うことで取引がスタートし、4つのパターンにより、損益の発生が変わります。 大きな特徴は、コール・プットのいずれも、買い手は利益が限定されませんが、売り手は当初に受け取ったプレミアム分に利益が限定される点です。 4つのパターンのうち、価格が上昇することで利益が得られる「コール・オプションの買い」を例として紹介します。 例えば、500円で買う権利を買った人が、その後価格が800円となったとします。

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